1970年代ミュージカル・音楽映画

1979年制作、ミロシュ・フォアマン監督の「ヘアー」です。前にお話しした「サタデーナイトフィーバー」」が1980年代の幕開けを告げる映画ならばこの映画は、1960年代を総括する映画といっても良いかもしれません。ヴェトナム反戦、そしてヒッピー文化が花開いた60年代の息吹を感じてください。

今回は、1978年制作、ランドール・クライサー監督の「グリース」です。前作「サタデーナイトフィーバー」で一躍世界的なスターになったジョン・トラポルタとアメリカの歌姫オリヴィア・ニュートン・ジョンのコンビによるアメリカ1950年代の高校生活を描いた青春映画です。

1975年制作のイギリス映画、ジム・シャーマン監督の「ロッキー・ホラー・ショー」をご紹介します。1970年代のミュージカルを語るときに必ず名前の出てくるこの映画は、70年代を象徴するミュージカル映画であり、カルト映画です。カルト映画と言いましたが全然怖くない。それどころか全編ロックミュージックのオンパレード。楽しい映画です。

1974年制作のブライアン・デ・パルマ監督の「ファントム・オブ・パラダイス」をご紹介します。デ・パルマ監督と言えば、「悪魔のシスター」の作品があり私にとってはスリラー作家のイメージが強くて、敬遠していたのですが、音楽好きの友人がこの映画は面白かったというので見に行きました。予想に反して大変おもしろかった思い出があるので紹介したいと思います。

1975年制作のケン・ラッセル監督、ロックオペラ「トミー」を紹介します。この映画も私の好きな映画の一つで、全盛期のブリティッシュロックを象徴する意味でも記念碑的な作品です。大好きなアン・マーグレットも出ていますしね。

今回は、1974年制作のフランス映画、キイ・カザリル監督の「愛の讃歌、エディト・ピアフの生涯」をご紹介します。この映画は、フランスでシャンソンの女王と呼ばれたエディト・ピアフのその短い生涯を描いた伝記映画です。歌は、ベティ・マルスの吹き替えだそうですが、その少し巻き舌で歌うシャンソンは、絶品です。

この映画をご紹介できるのを嬉しく思っています。今回は、1973年制作のノーマン・ジュイソン監督の「ジーザス・クライスト・スーパースター」です。私の大好きなミュージカルの中でも５本の指に入るぐらい大好きな映画です。（ナンバーワンかもしれない。）

今回は、あまりにも有名なミュージカルの映画化作品を紹介します。1972年制作のアーサー・ヒラー監督の「ラ・マンチャの男」です。噂には聞いていた名作ミュージカル、それも私の大好きなピーター・オトウルが主演すると聞いて勇んで観に行きました。

1972年制作、ソウル・スウイマー監督の「バングラデシュのコンサート」です。1971年12月に行われた元ビートルズのジョージ・ハリスンが呼び掛けたバングラデシュの難民救済の為のコンサートを記録したドキュメント映画です。これを録音したアルバムは1972年度のグラミー賞の年間最優秀アルバム賞を受賞しています。

この映画の楽曲は、ミュージカルでよくある物語を音楽にのせて語る従来の手法を取らず、多くの曲をキャバレーの舞台で聴かせます。つまり、映画を観ている私たちもキャバレーの客であり、その舞台を見ているという手法です。