まささん、映画「眠れる森の美女」を語る

ミュージカル映画・音楽映画の歴史
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ミュージカル映画・音楽映画の歴史36(私の映画体験114)

眠れる森の美女(Sleeping Beauty)を語る

 1960年代に行く前に、もう一つ映画をご紹介したいと思います。その映画は1959年、ウオルト・ディズニー制作、クライド・ジェロノミ監督の「眠れる森の美女」です。私は初期のディズニーの長編アニメ映画ではこの映画が一番映像が美しいと思いますが、どうですか。チャイコフスキーのメロディーにのった、この美しい映画をご堪能ください。

あらすじ

 ヨーロッパのフロレスタ―王国のステファン国王の元に女の子が生まれました。彼女は「オーロラ」と名付けられます。

 誕生祝の舞踏会に招待された三人の妖精達、まず最初の妖精フローラが「美しさ」をプレゼントします。次に二番目の妖精フォーナが美しい歌を歌う声をプレゼントします。その時、招待されなかった魔女、マレフィセントが怒りもあらわに現れます。そして「この子は16歳の誕生日の前に糸車の針に指を突き刺して死ぬだろう。」と言う呪いをかけて消え去ります。

 三人目の妖精メリーウエザーが「マレフィセントの力が強いので、彼女の呪いを説くことはできませんが、弱めることはできます。オーロラ姫は糸車の針に指を刺しても死ぬのではなく、眠るだけにすることはできます。そして、愛する人のキスで眠りから覚めるでしょう。」と言います。ステファン王は、国中の糸車を破棄させ、オーロラ姫を三人の妖精に預け、三人の妖精は森の奥の小さな家にオーロラ姫を匿い、名前もブライア・ローズと名付けます。

 さて、16年が経ちました。次の日がオーロラ姫の誕生日と言う日、三人の妖精はお祝いをしようとオーロラ姫に森へ行ってイチゴを取ってくるように頼みます。森に出かけるオーロラ姫。そして森の中で、素敵な青年に出会います。彼の名はフリップ。そして二人はお互い好き同士になります。そして今夜、家に来るようにオーロラ姫は、フリップに頼み、二人は約束します。

 家に帰ったオーロラ姫に三人の妖精は実は、あなたの名はブライア・ローズではなく、オーロラと言い、この国の王女であり、明日城に帰って、隣国の王子と結婚することになっている。と告げます。さっき会った青年ともう会えないのかと嘆き悲しむオーロラ姫。そこに居場所を突き止めたマレフィセントが現れ、言葉巧みに彼女に糸車を回させ、針が指に突き刺さり、オーロラ姫は深い眠りに落ちます。

 約束通りに妖精の家にやって来たフィリップを待ち伏せしていたマレフィセントとその手下たちが、青年を魔女の城へ連れ去ります。三人の妖精は、隣国のフロレスタ王国のヒューバート王の寝言から、隣国の王子とはマレフィセントに連れ去られた青年、フィリップのことであると分かります。

 急いで魔女の城に向かった三人はフィリップを助け出し、彼に「真実の剣」と「美徳の盾」を授けます。オーロラ姫の元に急いで駆け付けるフィリップの前にマレフィセントとその手下たちが立ち塞がります。ドラゴンに姿を変えたマレフィセントと戦い、みごとフィリップは彼女を倒します。オーロラ姫にキスをするとオーロラ姫は目を覚まします。そして城では二人の結婚を祝して盛大な舞踏会が開かれるのでした。めでたし、めでたし。

ディズニー劇場と言うテレビ番組

 昔私が小学生だった頃、日曜日に確か読売テレビで夜7時から(これもたぶん)「ディズニー劇場」と言う番組がありました。ディズニーの作品を放送する番組で、「白雪姫」や「ピノキオ」「ダンボ」などディズニーの長編アニメ映画をこの番組で最初に観ました。たしか「3匹荒野を行く」なんて名作ドキュメント映画もこの番組で観たように記憶しています。この番組のおかげで私の世代の多くの人は、ディズニーに親しんだのではないでしょうか。

東京ディズニーランドの思い出

 「ディズニー劇場」では、アメリカのディズニーランドの風景もよく放送されました。一度は行ってみたいなぁとずっと思っていたのですが、なんと浦安に東京ディズニーランドができたではありませんか。早速子供たちを連れて家族一同で行きました。幸いと言っていいのでしょうか、最初に行った日は大雨で観客も少なく、ほとんどのアトラクションに乗ることができました。(びしょびしょにはなりましたが。)

 それから毎年のように、クリスマスのエレクトリカルパレードを観に行きました。今となっては良い思い出です。思い出と言えば、小さい時に使っていたトランプの絵柄が、眠っているオーロラ姫で(誰が買ったかしりませんが。)これも今、懐かしく思い出します。

 さて、今度こそ本当に1960年代に進みましょう。

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